Business Intelligence)ツールをご存じでしょうか?簡単に説明するとデータを分析し可視化を迅速しすることによりデータに基づいた施策が実施できるようにサポートするツールです。TableauはBIツールのひとつです。他にもマイクロソフトが提供している「Power BI」などが有名です。 Tableauは 企業などに有料のツールを提供してます。今回紹介するTableua Publicは無料で使うことができます。ここではVIZの開発の具体例を紹介します。Tableauがいかに直観的に使うことができる生産性の高いツールかが伝わればと思っています。
開発の流れ
ステップ1:データの読み込み
今回はEXCELデータを使って簡単なVIZを作成します。データはGoogle search consoleのログを使います。 Google search console のデータは以下のような構成になっています。ここでは日本以外の国でのクリック数を円グラフにするVIZを作成してみたいと思います。Tableau publicはデータをパブリッシュするとすべてのデータが世界中での公開情報になってしまいます。データの取り扱いには注意が必要です。不要なデータはすべて削除し必要なデータだけにします。
次にメニューから「Tableau Public」を開きます。
「Microsoft Excel」を選択します。
ステップ2:シートの作成
次に画面の下部でシートを選択します。ワークシートに移動してデータの可視化をします。
国とクリック数を以下のように設定し表示形式で円グラフを選択します。
データを読み込んだ後は分析したいExcelのシートを選択します。
日本を選択して除外を選択します。
国別のクリックの傾向が分かる円グラフが表示されましたが以下を変更したいと思います。
・国情報とクリック数を表示する。(現在はカーソルを合わせないと表示されない)
・円グラフの表示色を変更する。
国とクリック数を選択して「マーク」にドラッグアンドドロップします。形式は「テキスト」を選択します。
「色の編集…」を選択します。好きなように各国の色が編集できます。
ステップ3:ダッシュボードの作成
次にダッシュボードを作成します。画面の下部でダッシュボード追加ボタンを選択します。
ダッシュボードの画面で作成したシートを選択して右側にドラックアンドドロップします。
サイズを「自動」、自動調整を「画面全体」を選択すると拡大して表示されます。
タイトルはデフォルトではシート名が表示されます。シート名を変更します。
ステップ4:Tableau Publicへのパブリッシュ
「ファイル」->「名前を付けてTableau Publicに保存(A)」を選択」します。
機密情報がないことを確認して「ワークブック タイトル」を設定して保存を選択します。
ついに世界中に作成したVIZが公開されます。