子供とMCreatorを使ったMODの開発を行っています。MCreatorを既に導入していることを前提に防具の作成方法を紹介したいと思っています。MCreatorのバージョンは1.16.5です。
- 1 事前準備
- 2 防具の作成
- 2.1 テクスチャーの読み込み
- 2.2 テクスチャーの編集
- 2.3 防具の設定
- 2.3.1 名前の設定
- 2.3.2 Visual(見た目)の設定
- 2.3.3 Propertiesの設定
- 2.3.3.1 Armor later texture
- 2.3.3.2 Creative inventory tab
- 2.3.3.3 Armor equip sound
- 2.3.3.4 Maxmal damage that armor absorbs/ durability
- 2.3.3.5 Damage values (helmet,body,chest,leggins,boots)
- 2.3.3.6 Enchantability
- 2.3.3.7 Toughness(default 0.0,diamond has 2.0)
- 2.3.3.8 Knock back resistance(default 0.0,netherite has 0.1)
- 2.3.3.9 Repair Items
- 2.3.4 Triggers(イベント)の設定
- 3 動作確認
- 4 まとめ
事前準備
・テクスチャーを準備する。
16×16の防具一式のテクスチャーが必要になります。ダイヤモンド装備のテクスチャーを使用しました。
helmet
chestplate
boots
leggins
64×32の防具のレイヤーが必要になります。同じくダイヤモンドの防具を使いました。Layer1とLayer2の2つが必要になりますのでご注意ください。
レイヤーのテクスチャーの名前は、レイヤー1は【XXXXX_layer_1.png】、レイヤー2は【XXXXX_layer_2.png】にしなければなりません。
テクスチャーは以下で取得したものを使用しています。
防具の作成
MCreatorを起動して以下の手順で防具を作成します。
テクスチャーの読み込み
レイヤーテクスチャーの読み込み
MCreatorで【WORKSPACE】を選択します。左側のResources】タブをクリックします。更に【Texture files】のタブから【import armor textures】を選択します。
事前準備で用意したLayer1とLayer2に分かれた防具の画像を読み込みます。□の枠をクリックします。
Open画面が表示されるのでLayer1とLayer2をそれぞれ読み込みます。
【OK】をクリックします。
以下のように読み込まれます。
アイテム画像の読み込み
今度はアイテム画像を読み込みます。更に【Texture files】のタブから【import item textures】を選択します。
16×16のダイヤモンド一式の装備を読み込みます。読み込む画像を選択して【Open】ボタンをクリックします。
以下のように防具が読み込まれます。
テクスチャーの編集
ここは任意です。予め画像を編集しておいた場合不要です。MCreatorで画像を編集したい場合は画像を選択しEdit selectedを選択します。
以下のように加工・編集ができます。
以下のように子供が好きな青色で防具を作ってみました。
防具の設定
次は防具の設定をおこないます。【WORKSPACE】を選択して【Mod elements】を選択します。次に【+】ボタンを押下してArmorをメニューから選択します。
名前の設定
防具の名前を設定します。なんでもよいです。TakenoriArmorと入力しました。16×16の画像の防具をひとつずつ読み込んでいきます。
Visual(見た目)の設定
次にインベントリー画面でのアイテムのみための設定をします。
以下のように読み込んだ画像が表示されます。
Propertiesの設定
次はPropertiesの設定です。画面下部でPropertiesをクリックします。
以下が設定項目になっています。
Armor later texture
作成した64×32のレイヤー画像を指定して読み込みます。プレイヤーの防具のみためを設定します。
Creative inventory tab
アイテムをインベントリー画面のどこに配置するか指定します。デフォルトのままCOMBATにします。
Armor equip sound
アイテムを装備したときの音です。設定しないでこのままにしておきます。
Maxmal damage that armor absorbs/ durability
防具の耐久性を設定します。壊れない防具を作成するには数字が高いほうがよいです。デフォルトは25ですが100を設定します。
Damage values (helmet,body,chest,leggins,boots)
防具の防御力を設定します。数値は高いほうが防御力が高くなります。
Enchantability
エンチャントを実施したときの効果を設定します。数字が高いほどエンチャントしたときの効果が高くなります。
Toughness(default 0.0,diamond has 2.0)
防具の強度を設定します。高いほうがよいです。壊れないように10を設定しました。
Knock back resistance(default 0.0,netherite has 0.1)
ノックバック耐性はver1.16よりネザライト装備に追加されたパラメータです。数字がおおきいほど敵対Mobに突き落とされることがなくなる。2を設定しましたがエボォカーから攻撃を受けてもまったく位置が変わりません。
Repair Items
金床で防具を修理するときに必要になるアイテムを設定します。デフォルトのままで指定しないままにしておきます。
Triggers(イベント)の設定
最後にTriggers(イベント)の設定です。画面下部の【Triggers】をクリックすします。
今回は以下は設定しないて【Save mod element】をクリックします。
Helmet tick event(調査中)
Body tick event(調査中)
Boots tick event(調査中)
動作確認
画面の右上の実行(▶)ボタンを押下します。
作成した防具を装備して確認します。武器のタブの一番下で作成した防具を取得できます。
まとめ
子供のためにマインクラフトのJava版での防具を作成しました。はじめて作成したときはどんな画像を使うのか、レイヤー1、レイヤー2の画像をどこに設定するかわからず大変でしたが以下のことがわかりました。
・防具をつくるのは簡単
・テクスチャーを効率よくみつけることが重要