マインクラフト(minecraft)でプログラムを学んでいくためのMODについて紹介してきたいと思います。紹介するのはComputerCraft Eduです。ComputerCraft Eduはタートル穴をぼったり様々な命令をプログラムで指示することができます。子供がプログラムを学ぶための初期のツールとしては非常によいものだと思っています。
ComputerCraftEduとは?
ComputerCraftEduは2011年にリリースされたComputerCraftが元になっています。ComputerCraftがプログラム言語の1種であるLua言語でプログラムします。一方でComputerCraftEduは絵文字のパネルを使ってパネルで繰り返しや条件分岐を設定できるのでプロぐグラムが可能です。子供でも使いやすいものになっています。
ComputerCraftEduでできること
ComputerCraftEduは直観的に使えるので子供でもプレイ可能です。以下のことができます。
タートルのスキンを好みに合わせてカスタマイズ可能
パネルを使ってリモコンの操作を一括して実行(プログラミング)することが可能
注意事項
MDOファイルは有志のユーザーにより作成された非公式なプログラム
MODは世界中の有志による無償で作成されたファイルです。PCになにか影響があった場合も自己責任になります。
動作が遅くなったとき
modsはMinecraftの拡張のプログラムです。modを導入すればするほどパソコンの動作が遅くなります。最近は高性能のGPUを搭載したことを前提に作成されているmodもあります。パソコンの動作が重くなって使いにくい場合導入したmodの利用を見直すか、より高いスペックのPCを購入してプレイすることをお勧めします。
導入手順
導入手順は以下のようになっています。重要なポイントは以下のようになっています。
・MODをプレイするには、MinecraftのJava版とForgeが必要である。
・MODと同じバージョンのForgeを導入する必要がある。
ステップ1 事前準備
Minecraft Java版のインストール(有料)
Minecraft Java版のインストールは購入時のみで大丈夫です。
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Forgeのインストール(無料)
Minecraft Forge 1.8.9をインストールします。既に導入している場合スキップしても大丈夫です。
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ステップ2 MODを入手しインストールする。
以下の【公式ページ】をクリックします。【GETTING STARTED】の【I’M A PLAYER】をクリックします。【Download Mod For 1.8.9】ボタンをクリックしてファイルをダウンロードします。
ステップ3 起動構成の編集
MinecraftのJava Editionを起動して起動構成を選択します。
新規作成をクリックします。
【起動構成の作成】画面の登録項目を以下のようにして編集します。
名前(任意)
【ComputerCraftEdu MOD】にします。何でもよいですが分かりやすいものにしたほうがよいです。
バージョン(必須)
Forge版のマインクラフトJava版のバージョンの1.8.9である【release 1.8.9-forge1.8.9-11.15.1.2318-1.8.9】を選択します。【release 1.8.9】を選択しないようにしてください。【release 1.8.9-forge1.8.9-11.15.1.2318-1.8.9】が表示されない場合、Forgeのインストールの見直しが必要になります。
ゲームディレクトリ(任意)
ゲームディレクトは任意ですが以下のように設定し分かりやすい名称にすることをお勧めします。ここでは、【.minecraft_1.8.9_ComputerCraftEdu】としました。
①ゲームディレクトリの【参照】ボタンをクリックする。
②【Roaming】フォルダを選択し【新しいフォルダの作成(N)】を選択します。作成したフォルダを選択して【OK】ボタンをクリックします。
③バージョン等が分かる任意の分かりやすい名前を登録しエンターを押して入力内容を確定します。ここでは、【.minecraft_1.8.9_ComputerCraftEdu】を登録しました。
以下の情報が登録されます。起動構成の編集画面で【作成】ボタンを選択します。
項目 | 設定 | 備考 |
名前 | ComputerCraftEdu MOD | 任意 |
バージョン | release 1.8.9-forge1.8.9-11.15.1.2318-1.8.9 | 必須 |
ゲームディレクトリ | C:\Users\XXXX\AppData\Roaming\.minecraft_1.8.9_ComputerCraftEdu | 任意 |
現段階ではまだ作成されていませんがゲームディレクトリの直下には後でForgeのマインクラフトを起動したときに以下の重要なフォルダが作成されます。
mods
遊びたいmodsはこのフォルダの直下に保存します。
resoucepacks
Java版はmod以外にもリーソースパックが充実しています。普段のマインクラフトに飽きてきた人、もっと綺麗な画面も使いたい人、冒険風のみために変更したい人はリソースパックをダウンロードして設定すれば変更できます。
saves
新規作成したワールドはこのフォルダ内に保存されます。以前遊んでいたワールドでダウンロードしたmodと遊びたい場合は以前遊んでいたワールドのsaveフォルダに保存されているデータをこのフォルダにコピーしればプレイできます。
ステップ4 MODファイルの保存
ステップ3の【起動構成の編集】で設定した【ゲームディレクトリ】のサブフォルダに【mods】という名前のフォルダを作成します。ダウンロードしたMODを保存します。
項目 | 設定 |
MOD保存ディレクトリ | C:\Users\XXXX\AppData\Roaming\.minecraft_1.8.9_ComputerCraftEdu\mods |
MODを開始する。ステップ3の【起動構成の編集】で設定した名前である【ComputerCraftEdu MOD】を選択して【プレイ】ボタンをクリックします。
ステップ5 動作確認
MODの動作確認を行います。起動画面で【Mod】を選択します。
ComputerCraftとComputerCraftEduが表示されていたら導入成功です。失敗している場合は、【ゲームディレクトリ】のサブフォルダに【mods】にダウンロードしたMODが保存されていない可能性が高いです。
更に動作確認のためにクリエイティブワールドを新規作成します。ゲーム開始画面でキーボードで【e】をクリックしてアイテム画面でComputerCraft Eduの関連アイテムが表示できれば設定完了です。
使い方
ゲームを開始するときはクリエイティブモードを選択します。
ステップ1 タートルを呼びだそう
タートルは以下のアイテム画面から呼び出すことができます。タートルは2種類あります。Beginner’s TurtleとBeginner’s Mining Turtleです。又、タートルを動かすにはリモートコントローラーが必要になります。タートルとリモートコントローラーを選択します。
選択した後は以下のように表示されます。
次にリモートコントローラーを選択しマウスを右クリックします。
以下のようにリモコンを装備します。これでTurtleを動かす準備は完了です。
次にタートルを適当なところに配置します。タートルは、Beginner’s Mining Turtleのほうが穴をほったりアイテムを置いたり多くのことができるので便利です。赤枠で囲ったダイヤのピッケルをもっているBeginner’s Mining Turtleを使います。
ステップ2 リモコンを使おう
リモコンは配置したタートルにカーソルを合わせて右クリックすると出現します。
リモコン操作は簡単で方向を押すとタートルが指定した方向に移動します。操作は簡単なので子供も喜びます。ピッケルを指定すると穴をほります。ブロックを選択するとブロックを置きます。
タートルにインベントリをもたせることもできます。インベントリで持っているブロックを置くことができます。
ステップ3 パネルを使おう
ステップ4 繰り返しをおぼえよう(FOR)
ステップ5 条件分岐をおぼえよう(IF)
次にパネルについて説明します。パネルはリモコンでできる基本的な前を向く、ブロックをほる、ブロックを置くという基本動作に加え専用のパネルで繰り返し分である「FOR」や、条件分岐である 「IF」を利用することができます。以下が目の前にある障害物を50繰り返して掘る例です。目の前に何もない場合、掘らずに前に進みます。このようにしてプログラムを直観的に作成していくことができます。ダイヤモンドをプログラムで探してみてはいかがでしょうか?我が家の子供は大喜びでした。
まとめ
ComputerCraftEduのmodの概要と導入方法を紹介しました。ComputerCraftEduを利用するとプログラムで基本的な考えである繰り返しと条件分岐に関して学ぶことができます。子供とこれからいろいろプログラムを作って紹介していきたいと思っています。又、本ブログでは概要を説明しましたが日本語でより詳しい情報を入手したい場合は以下の書籍の購入をお勧めします。
公式サイトには英語ですがより詳細な情報が紹介されています。こちらも必要に応じて参考にして頂ければと思っています。