[2024最新版]誰でもできる!MCreatorの導入手順から最強の剣の作成・リリース方法までの使い方を紹介。MODの作り方を解説します。【Minecraft Java版】

MCreatorを使ってマインクラフトで最強の剣を作る手順を紹介したいと思います。MCreatorはJavaプログラムの知識がない人でもマインクラフトのMODが開発できるように作成されたツールです。使用しているPCはWindows10の64bitです。我が家では作成したMODをローカルのPC環境にリリースし他のMODと同時に動作確認したり遊んだりしています。又、CurseForgeにリリースして他の人に使ってもらえるようにしています。そのノウハウも紹介します。最新版のMCreatorは1.20.1まで対応しています。

MCreatorとは?

MCreatorはスロバキアのPylo社によって作成されプログラム言語での実装を行わずにマインクラフトのMODやアドオンの開発ができるツールです。10代の子供がプログラミングに熱中できるように作られたましたものでGUIベースでの開発も行えますが直接Javaのソースコードの編集を行えることもできます。大変すぐれたツールなのですが現在は英語での情報がほとんどです。使い方が簡単なので日本語での情報が普及してきたらかなりの人が使うようになると思っています。簡単なモデルも組めるようになっています。まさに子供が楽しくプログラムを学ぶために最適なツールです。

MCreatorでできること

プログラムなしに子供が喜ぶ以下のようなことを実装することができます。

武器の作成
ブロックの作成
防具の作成
ポーションの作成と効果の付与
銃の作成
生物(動物、モブ)の出現
食物
バイオーム
コマンド
タブ
エンチャントの設定
流体
ゲームルールの設定

メニューでみると以下のようなものが作成できるこのになっています。かなり多機能なことが分かります。

以下のように自動作成されたJavaのコードの確認・編集ができます。

我が家での開発の役割分担

以下で我が家での開発の基本的な考え方の説明を紹介します。

MOD設計・開発

MOD設計・開発は子供と取り組でいます。子供は主に絵を描くこととアイデアを提供してくれています。子供の指示に従ってモデルの構築を行っています。

鬼滅の刃MODと動作確認

作成したMODの動作確認は以下の鬼滅の刃MODと同じ環境で行っています。鬼滅の刃MODは導入方法は以下で紹介しいます。

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CurseForgeへのリリース

開発したMODはCurseForgeにリリースしています。CurseForgeにリリースするには初回は審査を受ける必要があります。

ユーザーからのフィードバック

CurseForgeでMODをダウンロードしてプレイしたユーザーからレビューを受けています。レビューや子供の新規のアイデアをインプットといて①~④のサイクルを繰り返し開発を行っていきます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 開発の流れ-1024x456.png

MCreatorの導入手順

開発を開始するには?

MCreatorでMODを開発するにはMinecraftのJava版が必要になります。又、開発したmodで遊んだり動作確認するためにForgeが必要になります。以下で紹介しています。

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MCreatorのインストール手順

MCreatorは以下からダウントードできます。この記事では最新版のMinecraft 1.16.5対応バージョンをインストールしています。MCreatorはMinecraftのメジャーなバージョンである1.12.2,1.14.4にも対応しています。

MCreator

サイトにアクセスして【Download MCreator】をクリックします。

Windowsの64bitのPCを使っているので【EXE installer】の【64 bit EXE】を選択します。対応したバージョンをインストールするようにご注意ください。

【 Next】を選択します。

【 I Agree】を選択します。

【Install】を選択します。

インストーラーが実行されます。

【Finish】を選択します。

初期設定

Workspaceの作成

MCreatorを起動します。【New workspace】を選択します。

【Mod display name】を入力し【Create new workspace】をクリックします。ここでは【Mod display name】に【TakenoriMod】を入力しました。

ワークスペースの自動構成が開始します。【WORKSPACE】のタブをクリックします。

MCreatorでの最強剣の開発

初期設定は完了したのでいよいよ剣の作成です。子供に剣を作ってもらいます。以下で手順を紹介します。剣を作成するには事前にテクスチャーを入手しておくとよいです。以下でその方法を紹介しています。

剣の描画

MCreator描画ソフトの活用

MCreatorの画面の左側の【 Resorces】のタブを選択します。

【Texture files】タブの下側にある【Import textures】を選択し更にImport item texture(s)を選択します。

予め準備しておいた武器のテクスチャー(16*16)を読み込みます。

武器の雛形なので子供に編集してもらいます。編集したいテクスチャーを選択して【Texture files】タブの下側にある【Edit selected…】を選択します。

描画は簡単です。最初はカラーパレットを選択してPencilでドット絵を作成できれば充分だと思います。消しゴム(Eraser)も必要に応じて使えばいいと思っています。カラーパレットを選択し描画したい色を選択します。

使いたい色を選択して【OK】を選択します。

描画したいピクセルをクリックすると指定した色で塗ることができます。

剣の作成が終わったら【Save this texture】を選択します。

他のフリーソフトの利用

個人的にはドット絵はpaint.netをいうフリーソフトを使って描画するようになってきています。シンプルな操作で色の設定等使いやすいソフトですので使ってみてください。

>paint.net

作成した画像ファイルを同じようにMCreatorに取り込めます。

剣のモデルの作成

画面左側で【Mod elements】を選択して【+】ボタンをクリックします。

表示されたメニューで【Tool】を選択します。

剣の名前を登録して【Create new Tool】を選択します。

剣のみためを設定するために【Tool Texture】を選択します。

画面の下部に先ほど作成した剣が表示されるので選択します。なお、Create textureを選択すればスクラッチから剣を描画できます。また、Import textureを指定すれば予め別のツールで描画した剣の画像を読み込むことができます。

次にProperties(属性)を設定します。画面下部の【Properties】を選択します。

初期状態は以下のようになっています。

以下のように変更します。変更が終わったところで【Save mod element】を選択します。

Creative inventory tab:COMBAT

武器がCOMBATタブに追加されます。

Type:Sword

武器のタイプに剣を指定しました。

Attack Speed:10

攻撃速度です。10を設定しました。デフォルトは1です。

Damage vs mob/animal:1000

攻撃力を設定します。1000を設定しました。デフォルトは4です。

動作確認

画面右上の実行ボタン(▶)をクリックします。

マインクラフトのJava版が起動します。

【シングルプレイ】を選択します。必要に応じて【設定…】から言語設定を日本語に変換してください。

ゲームモードを【クリエイティブ】に変更して【ワールド新規作成】を選択します。

最強の剣をためしてみる

剣の装備

【e】をクリックして武器のタブを選択します。一番下に作成した【Takenori Sword】が表示されます。攻撃力が1000で攻撃速度が10の凄まじい剣ができあがっています。入手します。

ウィザーとの対戦

以下のコマンドでウィザーを出現させます。

/summon wither

ウィザーも一撃で倒してしまいます。これには子供もびっくりです!まさに最強です。

エンダードラゴンとの対戦

更にコマンドでエンダードラゴンを登場させます。

/summon ender_dragon

こちらも召喚してすぐに1撃で屠ります。強すぎです。

更なる強い武器を求めて(Triggers設定)

ここまででもご満悦でしたが更に子供が喜ぶように剣をふったら雷が落ちてきて技の名前を表示するようにしてみました。再度、作成した【TakenoriSword】を選択します。

画面の下部で【Triggers】を選択します。武器で攻撃したときのアクションを設定します。次に【When entity swings item】の【+】を選択します。

Procedure nameを設定します。ここでは、デフォルトのままで【Create procedure】を選択します。

左側のタブで【World management】を選択します。

【Execute command/】をダブルクリックします。

”clear”を”summon lightning_bolt”に変更します。

次は【Player procedures】を選択し【Send message””】を選択します。

“Message”を子供の好きな技の名前にします。何故か”ライトA”です。【Show in action bar】を”true”に変更します。画面右上の【Save model element】を選択します。動作確認するために画面右上の実行ボタン(▶)をクリックします。

マイクラが起動します。前回と同じ手順でクリエイティブモードでワールドに入って作成した武器を入手します。武器を振ると画面に”ライトA”と技の名前を表示し雷が落ちてきます。

他のMODと同時に使用する(リリース準備)

実行ファイルの作成

作成したMODファイルをBuildして実行ファイルを作成します。メニューから【Build & run】、【Build workspace】を選択します。

最初に作成した下記のワークスペースのサブフォルダに実行ファイルが作成されます。

著者の場合ですと以下に実行ファイルが保存されました。

MODファイルの保存

この実行ファイルを普段遊んでいるマインクラフトのJava版のmodsファイルの直下に保存します。作成したMODのバージョンは1.6.5なので以下のようにして鬼滅の刃MODを導入しました。鬼滅の刃のmodに追加して作成した実行ファイルを保存します。

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動作確認

MinecraftのJava版を起動します。以下のように鬼滅の刃や影MODと同時に作成したMODが利用できるようになります。下記のように鬼滅の刃のMODの武器と一緒に陳列されます!

日本語化

MCreatorで作成したエレメント(武器、防具、MOB等)の名称を日本語に変換する手順を紹介します。【Localization】を選択して【+】を選択します。

表示された言語で【Japanese:ja_jp】を選択し【OK】を選択します。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-401.png

次に【ja_jp】のタブを選択して名称を変更したいエレメントをクリックします。名称を変更した【Enter】を押下します。【Enter】を押下するまで日本語名称が変更されないのでご注意ください。以下のように反映されます。

動作確認するとこれまで英語でのみ表記可能であった文字が日本語で表示されいることがわかります。

CurseForgeへのリリース

curseForgeでMODを公開する以下が必要になります。

CurseForceとは

CurseForgeは、Curse, Inc.社が提供するWEBサイトです。全世界の開発されたマインクラフトのMod、アドインが日々公開されています。Curse Inc.社はAmozonの子会社であるTwitch Interactiveを通じて2016年に買収されました。このためかサービスを使用するにはTwitchのアカウントの開発が必要になります。

TwitchでのログインIDの作成

curseForgeに登録するにはTwitchでのログインIDの作成が必要になります。下記で登録できます。

>Twitch

登録するのは、ユーザー名、パスワード、生年月日、メールアドレスなどの基本情報です。情報し【登録】ボタンを選択します。

次に表示された画面で【許可】ボタンを選択します。

CurseForgeでの新規プロジェクトの作成・審査

以下のCurseForgeのサイトで新規プログラムが作成できます。

->CurseForge

【Start New Project】を選択します。

英語でプロジェクトの概要等を記載し作成したmodをアップロードします。プロジェクト登録が終わりますと審査が始まります。週末でしたが審査は1日くらいでした。無事承認されました。世界中の人に開発したMODが公開されました!

まとめ

子供にお願いされてMCreatorを使って子供と最強の剣を作ってみました。気づいたら機能を追加してCurseForgeにリリースまでしていました。親子でかなり楽しんでいます。皆さんにもノウハウを共有するために記事を作成しました。是非、参考にして頂ければと思っています。

以下で防具、モブ、銃の作成を紹介しています。こちらも参考にして頂ければと思っています。

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